子供が親のご機嫌取り..気に入らないと拗ねる毒母

夫が家事をやらないと機嫌が悪くなる母親。親に気を遣うことを幼くして覚えてしまった娘の末路。

母は、家族みんなで家事をやりたがる人でした。 ...

母は、日曜日などに父がテレビを見ていると、いつもイライラしました。自分だけが、掃除をしたり、ご飯を作ったりしている状況が許せないようで、「どうして私ばっかり」などとブツブツ言い、「そんなところでゴロゴロしてないでよ！」と父にキレていました。

そして私にも。母のイライラは、そのうちに子供である私にまで向けられ、「少しは手伝ったらどうなの」などと言われます。私は母がひとりで働いていると、それだけで「私も何か言われるのではないだろうか・・」とドキドキしたり不安になりました。

しかも、父にも母と似たところがありました。母が家事を「家族一緒」にやりたがるのと同様、父もまた何かにつけて「家族一緒」が大好きでした。車を洗っていたり、庭の手入れをしていると「おーい。ちょっと来て」などと家族を呼び、母や私は、そのときやっていることを中断して、父の相手をしなければならなくなりました。

そして、父にも、それに応じないと機嫌が悪くなる傾向がありました。父も母も厄介だったのは、手伝わせるというよりは、一緒にやりたがる、からだと思います。「ちょっと持ってて」とか「ちょっとアレ取って」とか手伝うくらいなら何の問題もなかったと思います。しかし、父も母も、いったん「誰も手伝ってくれない」「家族が参加してくれない」と拗ね始めると、調子を合わせ、さも楽しいかのように振舞わないとその場が収まらない。それが私にとってストレスだったのだと思います。 [...]

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